最近、よく皆様に「元気になる」ということをお話します。
「元気」とは、「元」の「気」と書きます。
それは、もともとその人が持っている、
性質、気質、個性、特性、生命力、エネルギーのことです。
本来の自分、あのままの自分でいられない時、
エネルギーの流れが妨げられ、停滞し、生命力が弱ることで、
人は「病気」になります。
どこかが痛む、苦しい、つらい、疲れやすい、動けない、気が晴れないというのは、
本来の生命力、エネルギーの流が滞り、停滞することで生じます。
「元気になる」ということは、
「本来の自分に戻る」ということです。
多くの方は、本来の自分ではだめだ、と否定され(否定し)
「こうでなければならない」という枠、固定観念にはまり、縛られて、
本来の自分ではない、何者かにならなくては受け入れられない、生きていけない、
という苦しみが根底にあります。
当院では元々その人に備わっている調整力で、心と身体を整えていきます。
その人の持つ調整力が発現してくると、本来の生命力、エネルギーが内側から湧き上がってきます。
調整が進む中で、何が本来の自分のあり方を妨げてきたのか?歪めてきたのか?
が見えてくるようになり、紐解かれていきます。
自分を縛っていた、固定観念(考え)から心と身体が解放されていきます。
本来の自分に戻っていくと、
それまでは人(外側)を基準にしているあり方から、
「自分」が基準となっていきます。
私は こうしたい こうしたくない
私は こうありたい こうありたくない
私は これがすき きらい
私は こう思う 思わない
その基準が自分自身の内側から湧き上がってきます。
それを基準に、行動の仕方や考え方が変わっていき、
本来のあり方、自分自身の人生を生きられるようになっていきます。
それが本当に 「元気になる」 ということです。
人は本来の自分自身でいられれば、余計なストレスを感じることはありません。
無理して外側の基準に合わせる必要もないので、とても楽です。
自分自身にくつろげるので、安心感、信頼感があります。
ありのままの自分を、自分自身で認めることができれば、
外側に頼ることなく、自分の足で人生を歩いていけることでしょう。