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先週まで入口横の壁に「怒りたまご」というイラストを掲載していました。
怒りは手ごわいもので、どうやって怒りに対処すればいいのか、皆さんとても関心を持って見てくださいました。
怒りが生じたとき、自分に怒りが生じたことに気づかず、怒りのままに怒り続ける、または怒らないように怒りを押し込める、無視しようとする、ということを多々しているかと思います。
施術をしていると、コリや痛み、不調が怒りからきていることが多々あるなと感じています。
適切に怒りに対処できないと、怒りによって私たちの心は乱され、怒りが増幅していきます。それが身体にも緊張や、しこりとしての固まり、その他様々な身体の痛みや体調不調を引き起こします。
怒りへの対処法の第一歩は、まず自分が怒っていることに気づくことです。
自分の心に生じた怒りに気づき、身体の反応にも気づいていきます。
胸や喉、みぞおちなどがぎゅっと締まっているかもしれません。
心臓が早く打ち、頭に血が上っているかもしれません。
胃腸が痛みを出しているかもしれません。
呼吸はどうなっているでしょう?
全身の筋肉はどのぐらい緊張しているでしょうか?
自分のこころと身体に生じた現象にくまなく気づいていき、それを押しのけようともせず、無視するでもなく、そのまま寄り添っていると、何か変化したり、気づくことが出てくるかもしれません。
そうして怒りに寄り添うと、こころと身体は安心して、安定し、怒りを理解することができるようになっていきます。
まずは自分のこころと身体にしっかりと意識を向けることができれば、怒りに支配され、心身のバランスを崩すことはなくなっていくと思います。