K.S様(男性) 長野県在住 慢性疲労、感覚異常
<通院前の症状>
・意識できない疲労がたまっていました。
・検査しても異常無いが、痛みに耐えられずに施術済み箇所の歯の神経を抜く。
・喉に筒状の存在を感じる、喉の途中に堅い異物が挟まっているなどの強い違和感。
・噛んだ食物が過敏な口内に触れて違和感を生じ、弱める為に食事が遅くなる。
・咀嚼中の食感は何を食べてもモツ煮込みを食べている様である。
・ある朝起きると前日には無かった瞼の腫れによる皺が出来た。
・瞼の開閉、咀嚼、指のこすれ、脇のこすれ、それらの動きによる摩擦や接触が独特の同じ様な違和感を生じる。
・味覚、嗅覚、聴覚などが敏感になりそれが気持ちを不安定にさせる。
・内臓の位置や体内の動きなどが感じ取れる。
・傍目からは異常を感じないが、上記の症状が強弱を伴いながら徐々に増えて来る。
・常にそれらの感覚異常に意識が行くので精神的に相当のストレスとなって来る。
・症状が多く記憶出来ない程でメモを用意しながら十カ所程の病院に相談するが、どの医師もメモの説明終わらない内に露骨に嫌気を見せられる。強く主張すると異口同音に精神科の受診を勧められた。症状を理解されないので治療も望めずストレスが深まる。
・職業的に必要な感覚に異常の来る気配がしたので真剣に必死に治療してくれる所を探し始める。
<通院中>
自分の状態を知り、ゆっくり快復しています。
医師との会話中のキーワードや自身の症状を頼りに膨大なネット情報の中からクラニオ整体を見つけ出す。
同じ症状の施術経験があるとの事で一度受診しては?との言葉に訪ねてみる。
その時には美代子先生に施術してもらいました。触診していただくと1分も満たない内に症状を理解された様で体の状態を説明し始めてくれました。
原因は数年間も無休で働き続けた疲労が全身の骨格筋に蓄積して限度を超えて悲鳴を上げている、そして脳を刺激して体中が興奮していると....。
先生は施術の方法、症状、体の反応などについて理解しやすく充分に説明をしてくれた。
今まで経験した事の無い体の部位を弛緩させてくれます。
施術が始まるとストレスで柔軟性を全く失っていた皮膚は施術の刺激ですり切れる程でした。
脚などは丸太みたいに重くて硬直した緊張状態と言われるが本人に自覚はありません。
症状の悪化は未だ続いていてピークは通院してからの2ヶ月後に訪れた様です。
症状が悪化する部位と気がつかない内に消えてしまう症状とが複雑に絡み合った不安な思いを抱きながらの通院でした。
概ね週1回の通院間隔は体と相談しながら決めましたが、それでも3ヶ月すると初めにあのひどかった喉の違和感は無くなっていました。
この頃、施術後に外を歩くとチェーンの外れかかった自転車みたいに脚がかくかくします。
頭で考えている歩行のイメージと実際の体のイメージが短時間ですがずれるのです。
息を吹き返し始めた全身の骨格筋?は伸びをする様に反応して来ました。腕を弛緩して貰うとお腹がグーと鳴って反応します。体の中を通る神経が開通して新鮮な風が体内を通過します。
頭皮に緩みが出て来ました、頭蓋骨って緊張するんだ!、顔が小さくなるんです。
フレームが合わなくなり3種類所持する眼鏡フレームを3回も調整し直したんです。
過敏になっていた感覚が少しずつ正常になって来ました。
施術後に外に出て歩くと脚が浮く様に前に出たり、視覚がより立体的に見えたりします。
一瞬立ちつくす程の変化です、体が生き返って来るのを実感できます。
未だ全身が生き返ったとは思えないので通院を続けています。体の状態を意識できるようになって来たからです。積極的に体の手入れを充分に行い体質改善するつもりでいます。
既に体のかなりの部分は発症前より体調が良くなって来ています。
<クラニオ整体の施術により気が付いた事>
西洋医学で対応できない病気が厳然としてある。
医師は対応できない症状には精神科に回す癖がある。
(クラニオ整体に来る前)友人整体師の渾身の施術を受けても一時的に体は楽になるが症状は改善しなかった。
汗をかく事が少なくなっていて、かいた時にも肌着が濡れている事でしか気が付かなかった。
シャワーを浴びても熱さを頭皮に感じにくかった。
寒がり屋の妻より重ね着しても寒く、首にマフラーを巻かないと寒くて寝れなかった。
歯痛は虫歯では無くストレスにより頭蓋骨の変形で神経を刺激していた事。
集中力が無くなりミスをし易くなっていた。
暗算が出来ずに簡単な計算も電卓を使っていた。
起床してから仕事に就く迄に時間がかかっていた。
体と脳は相互に強く影響し合い、体が快復すると精神活動も快復する事を実感し、今まで気にかけていなかった“体を大事にする”事を強く意識する様になりました。
現在、上記の症状は殆ど回復しています。
◆ 院長より
K様は様々な感覚異常と体調不良に見舞われ、病院を訪ねまわった結果、どこにも異常がみつかりませんでした。そして、精神科を勧められたようですが、ご自身では精神的なものではない、と確信されていらっしゃいました。
感覚異常は、筋肉の緊張によるものでした。
筋肉、というと、身体を動かす「運動器」と捉えられていますが、実は筋肉は「感覚器」の役目もあるのです。
K様は症状は数ヶ月でかなり消失されましたが、どんどん感覚がよみがえり、若々しくなっていくのが楽しくなられたようで、長野から2年ほど毎週、欠かさずご来院くださいました。
強い意志の力が、ここまで回復された原動力だと思います。
これからも、ご自身のお身体を気遣いつつ、お仕事に邁進されますよう、ますますのご活躍をお祈りしています。