A.T様 東京都中野区在住 30代 パニック障害・うつ
私はもともと気が小さく神経質で、ちょっとしたこと(と他人には思われること)をすごく気に病んでしまうタイプだったせいか、いつも胸がなんとなく苦しくて、でもそれは自分の性格なんだとあきらめてもいました。時々うつがひどくなって精神科に通院したり、軽いパニック発作を起こしたりしていました。
偶然、クラニオ整体の先生(鈴木美代子先生)と出会い、うつやパニック発作などの精神症状は、脳の機能低下によって起こること、そしてクラニオ整体で対応してくれることを知り、通い始めました。
通い始めてすぐのころは、とにかくこの苦しさが取れてほしいと焦りすぎて、変わっているのかな、変わってないのかな、と不安でしたが、4~5ヶ月たったころ、気がつけば、すっかり違った自分がいました。
いろんなことに興味を持って活動し、トラブルがあっても必要以上に自分を責めずに前向きに考えられる、元気な自分が。
そうなってみて、初めて気がついたのです。それまでの自分の状態が、普通などではなく、けっこうひどいものだったことに。
常にごく軽いパニック発作の状態で息苦しく、悲観的にしか考えられず、「もっと前向きにならなきゃだめだ!」とさらに自分を責め、また自分を嫌いになる、ひどい体のだるさで、なかなか動けない、かと思うと、時々めぐってくる、異常な興奮状態。
はたからは、パワフルで元気に見えるかも知れなけれど、実際は苦しくて止めたいのに、脳と体が暴走状態で自分では止まらないだけ。自分も他人も傷つけてしまう。
クラニオ整体の先生は、「心の持ちようでは、どうにもできないんですよ。身体と頭が緩んだら、自然と、楽に考えられるようになりますよ。」と教えてくれました。
それまで、自分の心の持ちようがいけないんだとか、自分を責めてばかりいた私にとって、この言葉は、福音でした。言葉通り、気がつけば前向きに考えている自分がいました。
今、引越しをしてしまって、なかなか気軽に通える場所にいないのがとっても残念なのですが、以前のようにめちゃめちゃひどい状態にはならなくなりました。体調がちょっとおかしくなってきたら、自分で「そろそろ危険だな」と感じて、無理はしすぎないようにしています。それも、「体調が良い状態」をクラニオ整体の先生が教えてくださったから、できることですよね。
ほんとに感謝してます。ありがとうございます。
◆ 院長より
A様はご自身の性格を何とか改善したいと、心理学などの勉強をかなりなさっていました。
こころの問題を、こころで何とかしようとすると、もっと苦しくなってしまうことがあります。
こころは、からだの状態によって生じます。性格は中々変えることはできませんが、身体の状態を変えることで、こころは変わるのです。
A様のように、頭で何とかしよう、ともがいていらっしゃる方には、「何にもしなくっていいんですよ」とお伝えします。すると、皆さん、ほっとされ、それだけでも楽になられます。
A様はとても前向きで、様々な活動を積極的になさっておられます。
これからもやりたいことをどんどん実現されますよう、こころより応援しております。