鈴木 美代子(すずき みよこ)
◆ 職歴
1992年 グリーンカイロプラクティック院 助手
1994年 日本カイロプラクティック師会認定カイロプラクター資格取得
整形外科クリニック、精神保健福祉施設勤務経験後、
2004年 クラニオ整体2代目院長就任
2021年 当院開業33年 施術歴29年
◆資格
精神保健福祉士(第27761号)
日本認定心理士協会 認定心理士
EFTプラクティショナー
◆学習
タッチフォーヘルスキネシオロジー
操体法
マインドフルネス
クラニオセイクラル
臨床動作法
系統的筋弛緩法
精神保健福祉援助技術
私がこの仕事に就いたのは、私自身が長年様々な痛みと心身の不調に悩まされてきたからです。
幼少期の背中の激痛にはじまり、中学になると恥骨痛、頻尿、腰痛に加えて失神するほどの生理痛に毎月襲われ、原因不明の発熱、手足のしびれまででるようになりました。
大学病院や、整体、気功などあらゆる治療を受けても症状はどんどんひどくなり、しまいにはパニック発作をおこすようになりました。
毎日が痛みとつらさと不安でいっぱいで、布団の中で毎晩泣いていました。
社会人になると、拒食になり、パニック発作が頻繁に起こるようになりました。精神的にはいつも不安定で、不安とひどいうつ状態が続き、このまま死んでしまいたいという思いに何度も襲われました。
そんな心身共に限界だったとき、会社の人が通っていた整体院を紹介してくださいました。院長は私の状態を丁寧に説明してくれ、手厚く整体をしてくださいました。
初めて「この先生は何かが違う、ここでならきっと治る!」と希望がもてました。
今まで鉛のように重くて、引きずるように動かすことしかできなかった身体が軽くなり、気持ちまですきっと晴れやかになった時のことは、今でも忘れられません。
しかし、長年抑圧してきた緊張が表面化して、自分の意思とは全く関係なく、身体が勝手にものすごい力で引っ張ったり、あらゆる方向に動いたりという、こむら返りが全身で起きているかのような硬直発作が出るようになりました。そうなると呼吸もできなくなり、本当につらくて何度も挫折しそうになりました。
そんな時にも先代は、「こうやって身体は必死に緊張を解放しようとしているんだよ、大丈夫だからがんばるんだ」といっていつも励ましてくれ、時には夜中まで整体をしてくれました。
一つ一つ固めていた鎧が外れていくように、貯め込んだ緊張が解放されて緩んでくると、私は本来の健康を取り戻し、普通の生活が送れるようになっていきました。
そして、先代は私に助手をしながら整体の勉強をするよう勧めてくれました。
健康に自信がなかった私が、人様の身体を診られるのだろうか?と悩みましたが、
先代は「だからこそ向いているんだ、大事なのは人の痛みがわかること。技術や身体はついてくるから心配ない、やってごらん」と言われ、安定した職を捨ててこの道に入ることに決めました。
整体を学び、お客様への施術や、自分自身を整えていくうちに、私がなぜこんなにも不健康だったのか、理解を深めていくことができました。両親が身体障害者で、そのうえ母は躁鬱病を発症し、幼い頃から私にとって家庭は安全な場所ではありませんでした。それが大きな要因となっていたことから、整体のほかに大学で心理学を学び、精神保健福祉士の資格を取り、心と身体の両面から症状を捉えて、健康になるための学びを深めていきました。
今振り返ると私にとって、幼少期からのつらい体験は、かけがえのない貴重な学びでした。整体にであって、私は「生き直し」をすることができました。
何としてでも普通の健康な身体になりたい、とどんなに辛くても諦めず、痛みと不調に正面から向き合ってきたことが、悩んでいる方がたのお役に立てて、本当に嬉しく、心から喜びを感じます。
この仕事についてもうすぐ30年になります。
50代になった今が一番体調が良く、心身共に快調です。
暖かい家庭にも恵まれ、幸せで楽しい、穏やかな日常生活を送ることができています。
それも私の人生を救ってくださった先代をはじめ、多くの方のおかげです。
感謝してもしきれないほど沢山のことを教えていただき、助けていただきました。
その恩返しをすべく、これからもご縁のある多くの方が、健康で幸せになるお手伝いを全力でさせていただきたいと思っております。
・古武術(剣術、柔術)
古武術は身体の使い方が非常に合理的で、無理なく自然に動くため、力の弱い女性でも大変役に立つ身体操作法が学べます。
施術時の身体の使い方や、身体構造を理解するうえでも、大変参考になっています。
・バードウォッチング
千葉の自宅近くには、車で30分圏内にバードウォッチングの名所が集まっています。
季節ごとに渡り鳥がやってきたり、世界的に希少な鳥を見られると、わくわくします!
・スケッチ
季節の花を実際に見に行って、その場で下書きなしでスケッチします。
スケッチは「きれいだな」と感動しないと描けませんね。
素人の手習い程度でお恥ずかしいですが、自分の思い出深い作品を、玄関に飾っています。
・弦楽器
クラッシックギター、チェロ、バイオリンを20代のころには弾いていました。
今のマンションでは音が気になってしまい、練習できず。楽器がかわいそう、と思いつつ放置してしまっています。
クラシックのコンサートにはよく患者さんと行きました。
音楽通の患者さんとは、話はつきません。
・けん玉
準初段、けん玉協会認定指導員の資格を取りました。
きっかけは小学生の発達障害の患者さんと、何とかコミュニケーションをとろうと思ったことです。脳の発達のためにもけん玉がいいことがわかり、始めたのですが、これが面白くてすっかりはまってしまいました。また、大人の方のリハビリや、集中力強化、運動不足解消にもけん玉はおすすめです。けん玉は、最初に基本の動きをマスターすれば、大人、子供に関係なくみるみる上達することができます!患者さんにけん玉講義をするときには、施術とは違った気合いが入ります!