骨盤は身体を支える「土台」です。骨盤が歪むと土台の上に乗っている、背骨が歪み、さらには頭蓋骨が歪みます。
また、骨盤が歪んで腹腔が圧迫されると、骨盤内臓器が影響を受けます。
この他、骨盤の歪みは妊娠のしにくさや、妊娠中の腰痛、出産時の産道の広がりにくさ、産後の腰痛に影響します。
・生理痛
子宮は靭帯によって骨盤内に付着しています。生理時に子宮が収縮するとき、骨盤が歪んでいるとスムーズに出血できず余計に負担がかかり、腹痛、腰痛、仙骨痛、頭痛などの痛みを引き起こします。
・便秘
骨盤が歪み、腹腔が圧迫されると腸の蠕動が妨げられ、便秘を起こします。
またガスもたまりやすくなり、腹部の膨張感が生じます。
・頻尿
あまり量は多くないのに、トイレに頻繁に行きたくなるのは、自律神経の問題とともに膀胱の物理的圧迫が原因です。
膀胱は恥骨結合の後ろにあり、骨盤が歪むと、腹筋群の緊張によって腹圧が加えられ、下腹部に圧迫感が生じて頻繁に尿意をもよおします。
・胃の圧迫感
自律神経の働きが低下すると、胃液の分泌が悪くなるだけでなく、腹筋が緊張して物理的に胃を圧迫することでも胃の働きは悪くなります。
・痛み
骨盤の歪みは腰痛、仙骨部・尾骨部・恥骨結合部の痛みや、股関節痛、膝痛、足の痛み、足裏痛などを起こします。
「ダイエットしても下半身がやせない」
「ウエスト周りだけが太い」
骨盤が歪んでいると、骨盤を支える筋肉が常に緊張している状態となっているため、ダイエットしてもなかなかやせることができません。
また、血行も悪くなり、脂肪の代謝も低下しています。
骨盤の歪みが整うと、バランスの取れた自然な体型になります。